MX Revolution購入、そして
てなわけでだいぶ日にちが空いてしまったが、MX Revolutionを購入したわけである。前からLogicoolのMX1000を使っていたわけだが、電池がへたったのとホイールの中クリックが反応しづらくなっちゃったのとで買い替えたのである。タブブラウザ使うようになってから中ボタンをすげー多く使うわけで。
で、Revolutionの革命児っぷりはいかばかりか、と思ったわけだが、すでにいろんな人があちこちで書いてるとおり、MX1000と同じベクトルの性能を期待するのは間違いである。MX1000はこれまでの通常のマウスの系列上かなり高機能な位置づけになると思うが、Revolutionには通常の使用感を求めてはいけない。
まず大体にして中ボタンが押しづらい。ホイール部が新たな機構となったことで、狙った位置で中クリックしづらいのである。このマウスの一番の売りであるところの、カリカリとならずヌル~っと回るホイールの状態にしておくと、中クリックの際ツルッとマウスカーソルが滑ってしまうのである。これを回避する押し方に慣れるまではかなり違和感があった。
まぁつーか初期設定だとホイールクリックは「ホイールの回転モードの変更」に割り付けられているので、そもそも中クリックボタンとしての機能はスポイルされているのである。ここを重視する場合は、少なくとも購入の前に実機を触って検証すべきである。だめならMX1000買ったほうがいいですマジで。MX1000はわたし的にはこれまでのマウスの最高峰に位置していると思っている。
で、こう書くとRevolution駄目駄目と言ってるようだが、さにあらず。Revolutionのホイール機能はまさに革命的なのである。新しい「ヌル~っと回るホイールの状態」(正式名称なんだったか失念)だと、今までのマウスのスクロールの際のカリカリ感と全然違うフィーリングになるのである。例えるのが難しいが、マウスで絵とかを描くのとタブレットで描くのとの差みたいな。スクロールする、という行為がより身体感覚に即したものになった、とでも言おうか。指を動かす物理量に比例して画面上のWebサイトとかが動く、というのは思った以上に新鮮な感覚であるといえよう。
で、Logicoolが一番推しているのは実は「このホイールに慣性が働き、何万行ものスクロールがあっという間にできる」とか言うところだったりするのだが、それははっきり言ってあんま使いません。プログラマでもない普通の人がそんな一気にスクロールする機会あんまないし。せいぜい2chみるときぐらいか。つかそのせいでスクロール量が過大に設定されているような気がするくらいである。
しかし慣性機能自体は悪くなく、慣れれば縦長のWebページとかの見たいところにズバッと止めることができて非常に快適である。ここまでの総合点で私はすっかりこのマウスのホイールにはまってしまい、思わず職場用に廉価版(モバイル版?)のVX Revolutionまで追加買いしてしまったわけである(爆)
しかしまぁ全体的には、人を選ぶマウスと言えよう。ホイール慣性機能に価値を見出せるかどうかにかかっている。でなければMX1000の方が絶対便利。ボタンの数とか位置とかから言っても。Revolutionのサブホイールは私のマウスの持ち方では通常親指が届かない位置なので、乱暴に言うと使い物になりません。この点は絶対MX1000のボタンの方が便利。
…とここまでが買ってからしばらくの意見だったのだが、現時点では多少事情が違っている。
Revolution壊れました。ハイ。
…つーか親指側の「戻る」ボタンのバネかなんかがいかれてしまい、タッチセンサーみたいになってしまった。まぁ使えないわけではないのだが、ちょっと触れるだけで反応してしまうので非常に不便である。
てなわけで今日現在Revolutionは修理中。かわりにMX1000に再登板してもらっているが、やっぱMX1000便利っすわ。中ボタンは親指側のボタンで代用することにしたが、親指側に3ボタンあるので無問題。慣性ホイールも無きゃ無いでそうそう重大な問題でもなく(縦長の画面回すのに何度もガリガリ回すのが面倒だ、といういくらいで)、どうやらRevolutionの依存性もそれほど強くはなかったということ。
それにしても…Logicoolのマウスはどうしてこうもボタンが弱いのだらう… (単に運が悪いだけという気もするが)
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