区切りのJR乗り潰し旅行
秋田発特急いなほ14号車内にて
例によって今年も7月に夏季休暇をとったわけである。でもってこれもまた例によって夏季休暇はすべて鉄道乗り潰しに充てるわけで。
今回は山陰及び九州を巡る計画である。山陰は一昨年の「最長片道切符のルートを辿る旅・西日本編」で回る予定だったのだが、記録的な豪雨に見舞われ予定の半分も乗れなかったため今回再挑戦となる。九州はほぼ一周する形となる。
そして、今回の旅は私にとってある特別な意味を持っている。というのも、今回を以ってJR完乗を「ほぼ」達成することになるのである。
まぁ「ほぼ」ということで完乗というわけではないのだが。具体的に言うと四国の内子線と山口の山陰本線仙崎支線が残ることになる。内子線はともかく仙崎支線は一昨年乗ろうとして、実際長門市駅まで行ってそこから仙崎駅まで歩いたのでむしろただ通過する以上に仙崎駅周辺のことは覚えているのだが、残念ながらその時は雨で列車が来ず長門市までタクシー代行で無念の送還となったのである。そして今回も実は長門市は通るのだが、残念ながら時間が合わず今回も見送りということになってしまったのである。あぁ口惜しや。
とまぁマニアックな話は措くとして(全部マニアックだっつの)、今回の乗車計画が完遂できればJR総延長の約99.8%乗車済みとなるわけで、あとはそう急がなくても九州新幹線全線開通の時についでに行けばいいや、ぐらいに自分的に納得できるレベルまで、今回の旅で達することができる予定なのである。
思えばJR乗り潰しに目覚めたのは二十歳の頃であった。爾来毎年数千キロ列車に乗り続けてきたわけだが、10年も続いた趣味がここに一つの区切りを迎えることについては少しく感慨を抱かないわけでもない。
…などと大げさに書いてますが、そんなに感傷に浸るようなことでは実はないのである。だってこの後JR乗り潰しのおそらく数倍はきついと思われる「私鉄乗り潰し」が控えてるわけだからして。むしろこれからいよいよディープな世界にはまっていくわけである。
まぁしかしこれまでのような広域にわたる移動を一度に行うことは少なくなるかもしれない。なにせ私鉄となればよりミクロな戦いを強いられますからなぁ。関東エリアの地下鉄とかもう想像しただけでぞっとするような…
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