通信費削減のためスマホからガラケーに機種変した(中)

てことで旧スマートホンから『ほぼスマホ』+ガラケーに乗り換えたのであるが、ここでそんな私の心理の推移を箇条書きに示してみる。

ア)『ほぼスマホ』ってLTEも使えんのに安くね?! よし買った!
イ)月3千円だから旧スマホのパケット定額外せば財源出るな。よし! 解約!
ウ)っていうかもはや旧スマホいらなくね? 全部解約しちゃおっか。…あーでも番号変わるとメンドいな。違約金もかかるし。通話機能だけ残すか。
エ)え、スマートホンって通話だけ残すことできないの?
オ)うぬぅ、こうなったらいっそガラケーに機種変してやる!
カ)手頃な機種見つけて機種変してやったぞ! ざまーみろ!

…というのがこの三連休中の私の心の推移である。こうして書いてみるといかにもバカっぽいが、ここからこのバカが実際に行動した軌跡を順を追って記していく。


ア)
きっかけは、Impress Watchのこの記事であった。

最強に強まった超安「ほぼスマホ」!! 端末「MEDIAS NE-202」+LTE・3G回線が月額なんと……ッ!?
http://ad.impress.co.jp/special/biglobe1304/

…記事っていうか広告なわけだが、私が敬愛する(するな)物欲王スタパ齋藤氏が薦めるこのプランに私はグッと惹かれてしまったのであった。なんたって機種代込みで月2,980円だっつんだから。それでLTEも使えて。

LTEについては、これまではドコモのXiにはあまり好印象を持っていなかったのだが、今月職場の同僚がXi搭載のタブレットを職場で使っているのを見て、先述のとおり自分のWiMAXが使えないことが内心悔しかったのもあったので、気がついたらBiglobeのサイトでポチッとしてしまっていた自分がいたのだった。

ちなみにLTEで高速接続できるのは月1GBまででそれ以降は128kbpsに速度制限されるのだが、某モバイルみたいに全く使えなくなるわけじゃないからそこは良しとしよう。(結構重要な問題をあえて無視している…)


イ)
っていうかポチッとしてから財源のことを考えるのはおかしいし、それ以前に財源ってなんだ。別にパケット定額代は特定財源じゃないんだぞ。とツッコミどころは多々あるのだけれど、キリがないので次に行く。
(このような金銭感覚のため、十年以上働いてんのにマンションの自己資金を100万円しか出せなかったという情けない男が私です)

パケット定額の廃止はネット上で簡単にできた。これにより月々の値引きも対象外となってしまったので、去年買って8か月しか経ってない旧スマートホンの端末代金の大部分は結果的に自己負担となったわけである。このパターンで今まで何十万携帯会社に貢いできたことか…(遠い目)


ウ)
『ほぼスマホ』を手に入れることで、旧スマートホンの役割は通話とキャリアメールだけになるのだが(FeliCa除く)、キャリアメールは実のところほぼ使っていなかった。MNPの阻害要因として「メアドが変わってしまう」というのが挙げられるが、私はそれを回避すべく、以前からキャリアメール以外のメアドをメインのアドレスとして運用していたのである。(って、自ら機種変しやすい環境を作ってるんじゃねーか。って話ですが)

なので、実質的には通話機能さえあればいいって話になるのである。極端な話、通話だって『ほぼスマホ』のIP電話サービスで代替できなくもないのだけれど、まず番号が変わると各所に届け出たりしなければならなくなるので面倒だということと、現時点でIP電話の機能が不完全だというところがある。具体的には緊急通報に使えない、フリーダイヤルにかけられない、等。

そしてそれよりも問題なのは、旧スマホを全部解約してしまうと2年縛りに係る違約金が発生してしまう、ということ。旧スマホは去年の8月にMNPで契約したため、あと16か月は使わないといけないのである。まぁ過去には違約金払って乗り換えたことも何回もあるのだけども(前回のMNPもそうだったし)、先述のIP電話の機能の問題も相俟って、今回は旧スマホの完全な解約には躊躇せざるを得ない部分があったのが実状である。(逆に来年の8月までに緊急通報の件は改善されてる可能性があるので、そうなったら完全に乗り換えようという魂胆もある)


エ)
てことで、旧スマホの通話以外のオプションを外してもらおうと市内のauショップに私は赴いた。
そこで店員から聞かされた内容は以下のとおり。

i)通話以外にプロバイダ契約があるが、これを外すと逆に高くなる。
ii)スマートホンの場合、アプリが勝手にパケット通信を行ってしまう場合がある。

…え? と思ったのだが、結局言われるがままに通話とプロバイダ契約部分だけ残してほかのオプションのみ解約してもらい帰宅。これで月の料金は約1,300円となることとなり、通信費節減という目的は8割方達成した。
だが、店員に言われたi)の部分がいまいち腑に落ちず、ネットで調べたところ、以下のようなオソロシイ実態を私は目にすることになるのである。

au.NETの罠 ~auスマホユーザー対象~ (返金対応)
http://e-nikki.blogspot.jp/2012/03/aunet.html

このサイトの記載が事実ならば、上述の店員の説明が理解できる。すなわち、
「スマートホン向けのプロバイダ契約(IS NET、月315円)を廃止すると、パケット通信が発生した場合「au.NET(月525円)」が強制適用となる。スマートホンの場合、意図しないパケット通信が発生することがあるので、結果的に料金が高くなる場合がある。」
というのである。

こんなことがほんとにあり得るのだろうか? このことについての説明ってきちんとなされているのか? とか疑問は多々湧くのだが、少なくとも先述のauショップの店員の説明を解釈するにはこれが事実という前提に立たざるを得ないのである。

この理不尽な仕組みが、私をしてガラケーへの機種変更に向かわしめた大きな要因であることは想像に難くないと思う。
ii)で示されているとおり、どんなに対策したとしても、スマートホンである限り、この先意図しないパケット通信(いわゆる「パケット漏れ」)が絶対発生しない、とは言い切れないのである。

※追記:今調べたら、auのiPhone5の場合はプロバイダ契約しなければパケット漏れは防げる、という情報もある。(それが当たり前だと思うが)

(下巻へ続く)

Comments